自然の恵みに感謝し、人の繋がりに歓喜し、島の発展に努めていく。
八重山南風堂では、生産農家をはじめとする地域関係者の皆様と共に、沖夢紫を軸とした地方創生と新たな八重山地域のブランド化に取り組んでいます。
「芋掘こし、人起こし、島興こし」
この思いを基に沖夢紫の商品展開や新たな可能性にチャレンジして参ります。
高品質と安定した収量を追及した新種の紅芋「沖夢紫」は、多くの試験を繰り返し、7年もの歳月をかけて誕生しました。「沖夢紫」の栽培で利点が生まれ、今では石垣島の農家を支える重要な農作物になっています。
沖縄県農業研究センターでは、立ち枯れ病に強く、商品性の高い紅芋の開発に取り組んできました。「沖夢紫」は、既存の品種「備瀬」と「V4」を掛け合わせ、7年の歳月をかけて誕生した高品質の紅芋です。
品種名 | 肉 質 | 繊 維 | 密 度 | ブリックス | 評 価 |
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沖夢紫 | 粘 | 少 | 密 | 6.6 | 良~極良 |
宮農36号 | やや粉 | 少 | 中 | 5.4 | 良 |
備瀬 | やや粘 | 少 | 密 | 5.3 | 良 |
オキヒカリ | 粉 | 中 | 粗 | 4.7 | やや良 |
来歴 | 平成8年度に農業試験場園芸支場で交配、選抜された品種。平成15年度に県の奨励品種に決定。 | |
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特徴 | 色 | 芋の皮色・肉色ともに紫色で、色乗りが安定している。 |
味 | 芋の粘質は甘く良好で、生食用に適している。 | |
形状 | 長紡錘~細長、形状は整っている。 | |
葉・茎 | 葉形は心臓形、葉色・茎色・頂葉色は緑色で、葉のフチは紫色、茎は細い。 | |
収量 | 生育はやや強く、10アールあたり2.5トン以上見込むことができ、やや多収。 | |
サイズ | 2L~M品が多い。 | |
耐病性 | 立ち枯れ病に対する抵抗性はやや強い。 | |
栽培に適した土地 | 水はけのよい土壌か高畦。 |
資料引用:(独)九州・沖縄農業研究センター
八重山南風堂は、生産農家や行政との連携、学校、体験・観光を通じて「沖夢紫」のブランド化に取り組んでいます。
石垣島発のブランド商品は全国的にも評判となり、地域そして子どもたちが誇れる島づくり、島おこしへと繋がっています。
私たち八重山南風堂は、今後も沖夢紫ブランドの企画開発・製造・販売によって、地域の発展に貢献していきます。